キッチンキャビネット(脚部)造作 設計図 — 天板 GQFCJKH-3670×600L FS 用

改訂 2026-08-16 v3:B案オールパイン版を追記(v2:台輪・底板廃止/材料3m以下)
日付 2026-08-16 設計・施工 合同会社リンネ 単位 mm 基準座標 X=天板左端 0/奥行 Y=壁面 0/高さ=床(FL)0 天板 E:kitchen 承認図 SUS304 HL t1.0 W3670×D600

この図面には2つの材料案が入っている(寸法・構造はまったく同じ)

 A案:ラワン合板版B案:オールパイン版
側板・仕切板・棚板ラワン合板 t18パイン集成材(ラジアタパイン集成材)t18
背板両案とも共通:構造用合板 t12(見た目までパインに揃えたい場合は任意オプションあり/購入リストB参照)
天桟・受け桟両案とも共通:パイン 30×40(もともとパイン材のため変更なし)
天板両案とも共通:SUS304 HL t1.0+裏貼合板 t18
図面木取り図=図5/部材表A・購入リストA木取り図=図6/部材表B・購入リストB

板厚はどちらも 18mm なので、ベイ割り・各部寸法・図1〜図4・組立手順・注意事項はすべて共通。変わるのは材料と木取り(=買う板)だけ。

完成イメージ(パース)— 現状の部屋写真をもとにAIで作成した完成予想図

A案:ラワン合板版 完成イメージパース

A案:ラワン合板版

B案:オールパイン版 完成イメージパース

B案:オールパイン版

※イメージです。実寸・仕様は本図面が優先。レンジフード・水栓・かご等の小物は図面の対象外

ラワン合板 t18(A案)/パイン集成材 t18(B案) パイン材(天桟・受け桟 30×40) 構造用合板 t12(背板) SUS304 天板(+裏貼合板 t18) 機器・シンク・開口(破線) キャビネット(平面図の重ね描き)
寸法の基準について。ベイ割りの X 寸法は「キャビネット左外面=0」で記述している。キャビネットは天板左端から 5mm 内側に置くので、天板左端基準の値=ベイ割りの値+5 になる。平面図(図2)だけは天板左端基準(グローバル)で寸法を入れてある。

【A案・B案 共通】図1〜図4(板厚18は同じ。寸法はすべて共通)

図1〜図4はA案・B案で共通。側板・仕切板・棚板の板厚は両案とも 18mm なので、ベイ割り・棚の高さ・天板の納まりに一切の違いはない。図中の「ラワン t18」の表記は、B案では「パイン集成材 t18」と読み替えること。異なるのは木取り(図5=A案/図6=B案)と、そこから決まる購入する板だけである。

図1 正面図(前面から見る・S≒1/25)

左側板 t18 仕切板 P1 t18 シンクベイ 内法1177床までフルオープン(棚なし)ゴミ箱・排水トラップ用 中左ベイ 508固定下段+可動棚2枚 中右ベイ 508可動棚1枚のみ(下はワゴン用に空ける) コンロ/オーブンベイ 600 右ベイ 759固定下段+可動棚2枚 固定棚(下段)ラワン t18床上100/上面 FL+118 L字金具で床にビス留め(土間はコンクリートビス) 前天桟 パイン30×40(縦使い) 前天桟 パイン30×40 シンク FCJ-K(深さ目安200) ビルトインコンロ ビルトインオーブンW595×H460×D550固定棚(上面118)に据える上端 FL+578 可動棚 上面640 排水トラップ(排水芯:天板左端から679) 受け桟 30×40×500(シンク/コンロベイ) 受け桟 3670(天板全幅) 188 982(シンクフランジ外形) コンロ開口 左端から2290 560 831(天板下面=キャビネット全高) 118 40(エプロン下がり) 850(天板上面=全高/JIS標準) 1177 508 508 600 759 3660(キャビネット全幅)=18+1177+18+508+18+508+18+600+18+759+18 18 18 18 18 18 18 P1 1195 P2 1721 P3 2247 P4 2865 FL(床)

図1 正面図。X はキャビネット左外面=0(天板左端=−5)。側板・仕切板はすべて 831×558 で床(FL)から立ち上げ、下端内側の L字金具で床にビス留めする。下部の剛性は各板の下端をつなぐ固定棚(下段・上面 FL+118)で確保する。シンクベイと中右ベイには下段を入れない。前天桟は中左・中右・右ベイのみ、シンクベイとコンロベイは受け桟 30×40×500 で天板を受ける。

図2 平面図(上から・天板を透かしてキャビネットを重ね描き・S≒1/25)

壁面(Y=0) バックガード 50立ち上がり+返し15(壁側) 排水芯 X=679 / Y=207.5 シンク FCJ-K フランジ 982×495 コンロ開口 560×460 (R10×4)中心 X=2570 前天桟 30×40 後ろ天桟 30×40(全ベイ・Y12〜42) 受け桟 500(シンクベイ) 受け桟 500(コンロベイ) 背板 t12(外付け Y0〜12) 3670 188 982 2290 560 30(フランジ→P1) 20 20(開口→P4) P1 左面 1200 P2 左面 1726 P3 左面 2252 P4 左面 2870 50 495(シンクフランジ奥行) 55 85 460 12(背板) 558 30(前面後退) 570(キャビネット奥行) 600(天板奥行)

図2 平面図。実線=天板・シンクフランジ・コンロ開口(天板左端=0 基準)。緑破線=キャビネット(側板・仕切板・背板・天桟・受け桟)。シンクフランジ右端 1170 と仕切板 P1 左面 1200 で 30 のクリア、コンロ開口とベイ内法は左右各 20 のクリア。

図3 側面断面図(中左ベイで切断・S≒1/10)

壁(仕上げ面 Y=0) FL(床) SUS304 HL t1.0 + 裏貼合板 t18 = 厚み19 バックガード 50+返し15/8下がり エプロン 40+返し15/8立ち上がり 後ろ天桟パイン30×40 前天桟 パイン30×40(中左・中右・右ベイのみ) 背板 構造用合板 t12(外付け・床まで831) 固定棚(下段)ラワン t18床上100/上面 FL+118 L字金具で床にビス留め(土間はコンクリートビスφ6×40〜50) 可動棚 ラワン t18・奥行540 側板・仕切板 ラワン t18831×558(床まで通す) 棚ダボ φ5・32ピッチ 600(天板奥行:壁面〜前端) 570(キャビネット奥行) 30 558(側板・仕切板 奥行) 12 540(棚の奥行) 850(天板上面=全高) 831(天板下面) 118 19 40(エプロン) 50 15

図3 中左ベイの縦断面。仕切板は 831×558 で床(FL)まで通し、下端内側の L字金具で床にビス留めする(前後2か所/土間ならコンクリートビス)。下段の固定棚は床上100・上面 FL+118 で、仕切板の側面からコーススレッド 3.8×57 またはポケットホールで留める。天板前端 600 に対しキャビネット前面 570(30後退)、エプロン返しの内側端 584 との差=14mm クリア。前天桟はこのベイに入るが、シンクベイ(シンク前壁 Y=545)とコンロベイには入れない。

図4 詳細図 天板固定部の拡大(S≒1/1.5)

SUS304 HL t1.0 裏貼合板 t18(全面接着) 天桟/受け桟 パイン 30×40 合板への食い込み 13 (残り 5 でSUSに届かない) コーススレッド 3.8×28 座ぐり φ10・深さ25 木工ボンド or シリコン 18 40 25 28 5 1.0 1.0+18=19 のうち、ビスが入るのは合板の 13mm まで。25+28=53 > 天桟40 + 13 = 53 で成立。 35mm 以上のビスは SUS を突き上げるため厳禁。

図4 天桟/受け桟の下から φ10・深さ25 の座ぐりを掘り、コーススレッド 3.8×28 で留める。天桟の残り厚 15mm を貫通し、裏貼合板へ 13mm 食い込み、SUS 面まで 5mm 残る。L字金具+タッピング 3.5×13 に置き換えても可。

【A案:ラワン合板版】側板・仕切板・棚板をラワン合板 t18 でつくる

図5 木取り図(A案:ラワン合板版)

側板 A831×558 側板 B831×558 仕切板 P1831×558 仕切板 P2831×558 棚 756×540(右ベイ) 棚 756×540(右ベイ) 端材 104幅 ① ラワン合板 t18 4×8判 1220×2440 558幅の帯×2(558+558=1116≦1220)/各帯 831+831=1662余り 558×778 から 756×540 を1枚ずつ(540≦558・756≦778) 仕切板 P3831×558 仕切板 P4831×558 棚 756×540(右ベイ) 棚 505×540 棚 505×540 棚 505×540 棚 505×540 余り 540×420 端材 122幅 ② ラワン合板 t18 4×8判 帯A 558幅 831+831=1662/余り778 → 756×540 を1枚帯B 540幅 505×4=2020 ≦2440(余り420) 棚 598×540(コンロベイ固定・オーブン支持) 棚 598×540(コンロベイ可動) 余り 540×1244 余り 680×2440(予備・作り直し用) ③ ラワン合板 t18 4×8判(大きく余る) 540幅の帯に 598+598=1196 ≦2440③のかわりに 3×6判(910×1820)1枚でも足りる(1196≦1820) 背板 A 831×1204 ④ 構造用合板 t12 3×6判 910×1820 背板 B 831×1052 ⑤ 構造用合板 t12 3×6判 背板 C 831×1404 ⑥ 構造用合板 t12 3×6判

図5 木取り図。ラワン合板 t18 は 4×8判(1220×2440)×3枚。①②で 831×558 を6枚(558幅の帯2本=1116≦1220、帯1本に 831+831=1662≦2440)取り、その余り 558×778 の3片から 756×540 の棚を3枚取る。505×540 の4枚は②の540幅帯(505×4=2020≦2440)、598×540 の2枚は③(598+598=1196)。③はほとんど余るので、③のかわりに 3×6判1枚で代替してもよい(4×8×2+3×6×1)。 3×6判(910×1820)だけで揃える場合は6枚。側板・仕切板は 558幅の帯1本に 831+831=1662≦1820 で2枚取り→3枚。棚板は 910×1820 を 540 の帯3本(540×3=1620≦1820)に切り、各帯から 756/598/505(いずれも幅910以内)を1枚ずつ→3枚。背板の幅は仕切板の板厚中心で継ぐ:1204+1052+1404=3660。木口はすべて面取りのうえ塗装する。

部材表A(A案:ラワン合板版)

部材名材料寸法(mm)数量備考
天板SUS304 HL t1.0 + 裏貼合板 t183670×600(厚19)1E:kitchen 発注済。エプロン40+返し15/8、バックガード50+返し15/8
側板ラワン合板 t18831×5582床(FL)から天板下面831まで通す。下端内側を L字金具で床に固定
仕切板 P1〜P4ラワン合板 t18831×5584側板と同寸。床から立ち上げ、下端内側を L字金具で床に固定
固定棚 下段(中左ベイ)ラワン合板 t18505×5401床上100・上面 FL+118。仕切板の側面から 3.8×57 で固定
固定棚 下段(右ベイ)ラワン合板 t18756×5401床上100・上面 FL+118。同上
固定棚(コンロベイ・オーブン支持)ラワン合板 t18598×5401床上100・上面 FL+118。オーブンを直接載せるので受けを増し締めする
可動棚(中左ベイ)ラワン合板 t18505×5402棚ダボ φ5・32ピッチ。前面から18後退
可動棚(中右ベイ)ラワン合板 t18505×5401下段は入れない(引き出しワゴン用に床まで空ける)
可動棚(コンロベイ)ラワン合板 t18598×5401オーブン上端578〜天板下面831の約253の間。上面640に設定
可動棚(右ベイ)ラワン合板 t18756×5402棚ダボ φ5・32ピッチ
棚板 合計ラワン合板 t18505×540=4/598×540=2/756×540=39固定3枚+可動6枚。シンクベイは棚なし
背板 A/B/C構造用合板 t12831×1204/831×1052/831×1404各1背面に外付け。仕切板の板厚中心で継ぐ。シンクベイは配管位置に合わせて開口
後ろ天桟パイン 30×40(縦使い)1177/508/508/600/759各1全ベイ。壁から12〜42(背板の内側)
前天桟パイン 30×40(縦使い)508/508/759各1中左・中右・右ベイのみ。壁から540〜570
受け桟パイン 30×405004シンクベイ・コンロベイの左右内側上端に水平取付
L字金具(床固定)ステンレスまたは黒皮アングル 40×40 程度12側板2+仕切板4の下端内側に前後各1(計12個)

購入リストA(A案:ラワン合板版)

材料の長さ制限(A案・B案 共通)。軽トラで運ぶため、木材はすべて 3m 以下とする。4m材・12ft材は使わない。合板は 4×8判(1220×2440)まで可(2440<3000)。3m を超える部材は本設計には存在しない。
品目規格数量用途・備考
ラワン合板 t184×8判 1220×24403枚側板2・仕切板4・棚板9。③はほとんど余るので 4×8×2+3×6×1 でも可。3×6判だけで揃えるなら6枚
構造用合板 t123×6判 910×18203枚背板 A/B/C
パイン 30×403m材3本①1177+759+600=2536/②508×4+759=2791/③500×4=2000。合計 7327(3本=9000)
コーススレッド3.8×281箱天板固定専用。座ぐり25と併用
コーススレッド3.8×411箱天桟・受け桟の取付
コーススレッド3.8×571箱固定棚(下段・オーブン支持棚)を仕切板の側面から留める本体組立
ポケットホールビス粗目 32mm(t18合板用)1箱天桟を仕切板・側板に固定。固定棚をポケットホールで留める場合も
棚ダボφ540個32ピッチ。可動棚6枚ぶん+段替え用の予備
L字金具(床固定用)アングル 40×40×t3 程度+木ビス 4.2×3012組側板2・仕切板4の下端内側に前後各1。台輪をやめたぶん、床固定で転倒を止める
コンクリートビスφ6×40〜50(オールアンカーでも可)24本床が土間モルタル・コンクリートの場合。木床なら木ビス 4.2×45 で根太を狙う
L字金具+タッピング3.5×1310組天板固定の代替。座ぐりを掘らない場合
木工ボンド速乾/耐水1本裏貼合板と天桟の当たり面
シリコンシーラント防カビ・変成シリコン2本壁際・バックガード上端・天板と天桟の間。床と板の接地面(水の吸い上げ防止)にも一筋
塗料水性ウレタン または オイル1缶合板の木口・表面。木口は面取り後に2回塗り。床に接する下端の木口は特に念入りに

【B案:オールパイン版】側板・仕切板・棚板をパイン集成材 t18 でつくる

B案の考え方。A案のラワン合板を、そっくりパイン集成材(ラジアタパイン集成材)t18 に置き換えるだけ。板厚18は同じなので、ベイ割り・棚の高さ・天板の納まり・図1〜図4・組立手順は一切変わらない。変わるのは木取り(=買う板の種類と枚数)だけである。天桟・受け桟はもともとパイン 30×40 なので変更なし。背板は依頼主の当初指定どおり構造用合板 t12 のままとする。
板厚は必ず t18 を買う。パイン集成材は店によって t20 の在庫が主流の場合がある。t20 にすると板厚が2mm変わり、ベイ割り(18+1177+18+…=3660)が崩れて天板が載らなくなる。必ず t18 を指定して買うこと。t18 が手に入らない場合は、板厚に合わせてベイ割りを引き直す必要がある(この図面のままでは使えない)。

図6 木取り図(B案:オールパイン版)

側板 A831×558 仕切板 P1831×558 余り 558×158 余り 352×1820(幕板・当て板に流用) ① パイン集成材 t18910×1820 558幅に挽き割り(910−558=352)831+831=1662 ≦1820(余り158) 側板 B831×558 仕切板 P2831×558 余り 558×158 余り 352×1820 ② パイン集成材 t18910×1820 ①と同じ木取り 仕切板 P3831×558 仕切板 P4831×558 余り 558×158 余り 352×1820 ③ パイン集成材 t18910×1820 ①と同じ木取り 棚 756×540(右ベイ 固定下段) 棚 756×540(右ベイ 可動) 棚 756×540(右ベイ 可動) 余り154幅 余り 910×200 ④ パイン集成材 t18910×1820 540の帯3本に横切り 540×3=1620 ≦1820各帯から 756×540 を1枚(756≦910) 棚 505×540(中左 固定下段) 棚 505×540(中左 可動) 棚 505×540(中左 可動) 余り 540×305 ⑤ パイン集成材 t18600×1820 540幅に挽き割り(余り60)505×3=1515 ≦1820(余り305) 棚 505×540(中右 可動) 棚 598×540(コンロ 固定・オーブン支持) 棚 598×540(コンロ 可動) 余り 540×119 ⑥ パイン集成材 t18600×1820 540幅に挽き割り(余り60)505+598+598=1701 ≦1820(余り119)

図6 B案の木取り図。パイン集成材 t18 は 910×1820 を4枚+600×1820 を2枚の 計6枚。①〜③で 831×558 を6枚(558幅の帯に 831+831=1662≦1820)、④で 756×540 を3枚(540の帯3本=1620≦1820、各帯から756を1枚)、⑤⑥で 505×540 を4枚と 598×540 を2枚。棚をすべて 600×1820 で取ると 600材が4枚必要になり合計7枚になるので、756の3枚だけ 910材の帯どりに回して6枚に収めている(材料の総面積も少ない)。背板(構造用合板 t12 3×6判×3枚)の木取りはA案と共通なので図5の④⑤⑥を参照。集成材はフィンガージョイントの向きがあるので、板の長手方向が棚のスパン方向になるように木取ること。

部材表B(B案:オールパイン版)

部材名材料寸法(mm)数量備考
天板SUS304 HL t1.0 + 裏貼合板 t183670×600(厚19)1A案と共通。E:kitchen 発注済
側板パイン集成材 t18831×5582床(FL)から天板下面831まで通す。下端内側を L字金具で床に固定
仕切板 P1〜P4パイン集成材 t18831×5584側板と同寸。床から立ち上げ、下端内側を L字金具で床に固定
固定棚 下段(中左ベイ)パイン集成材 t18505×5401床上100・上面 FL+118。仕切板の側面から 3.8×57 で固定
固定棚 下段(右ベイ)パイン集成材 t18756×5401床上100・上面 FL+118
固定棚(コンロベイ・オーブン支持)パイン集成材 t18598×5401床上100・上面 FL+118。オーブンを直接載せるので受けを増し締めする
可動棚(中左ベイ)パイン集成材 t18505×5402棚ダボ φ5・32ピッチ
可動棚(中右ベイ)パイン集成材 t18505×5401下段は入れない(引き出しワゴン用に床まで空ける)
可動棚(コンロベイ)パイン集成材 t18598×5401オーブン上端578〜天板下面831の間。上面640に設定
可動棚(右ベイ)パイン集成材 t18756×5402棚ダボ φ5・32ピッチ
棚板 合計パイン集成材 t18505×540=4/598×540=2/756×540=39固定3枚+可動6枚。シンクベイは棚なし(A案と同じ)
背板 A/B/C構造用合板 t12831×1204/831×1052/831×1404各1A案と共通。シンクベイは配管位置に合わせて開口
後ろ天桟パイン 30×40(縦使い)1177/508/508/600/759各1A案と共通(もともとパイン材なので変更なし)
前天桟パイン 30×40(縦使い)508/508/759各1A案と共通
受け桟パイン 30×405004A案と共通
L字金具(床固定)ステンレスまたは黒皮アングル 40×40 程度12A案と共通。側板2+仕切板4の下端内側に前後各1
(任意)背板の化粧パイン羽目板 t9〜12各ベイの内法幅に合わせて見た目まで全部パインに揃えたい場合、背板の見える部分にパイン羽目板を横張りする。構造は構造用合板 t12 が持つので、羽目板は化粧のみ。厚みぶん(9〜12)だけ有効奥行が減る点に注意

購入リストB(B案:オールパイン版)

パイン集成材の流通サイズ(t18)。ホームセンターの棚板コーナーで一般的なのは 910×1820/600×1820/500×1820/450×1820/400×1820/300×1820。いずれも長さ1820なので、3m以下の制限は自動的に満たす。なお 500/450/400/300 幅は棚の奥行540が取れないので本設計では使わない。
品目規格数量用途・備考
パイン集成材 t18910×18204枚①〜③=側板2・仕切板4(831×558を1枚から2枚取り)/④=右ベイの棚 756×540 を3枚(540の帯どり)
パイン集成材 t18600×18202枚⑤=505×540 を3枚/⑥=505×540 を1枚+598×540 を2枚
構造用合板 t123×6判 910×18203枚背板 A/B/C。A案と共通
パイン 30×403m材3本後ろ天桟5本・前天桟3本・受け桟4本。A案と共通(割付も同じ)
(任意)パイン羽目板t9〜12適量見た目まで全部パインにしたい場合、背板の見える部分に横張り。構造は背板の構造用合板が持つ
コーススレッド3.8×28/3.8×41/3.8×57各1箱A案と共通。3.8×28 は天板固定専用(座ぐり25と併用)
ポケットホールビス粗目 32mm1箱A案と共通。集成材はやわらかいので締めすぎに注意
棚ダボφ540個A案と共通。32ピッチ
L字金具(床固定用)アングル 40×40×t3 程度+木ビス 4.2×3012組A案と共通
コンクリートビスφ6×40〜5024本A案と共通。床が土間モルタル・コンクリートの場合
木工ボンド速乾/耐水1本A案と共通
シリコンシーラント防カビ・変成シリコン2本A案と共通。床と板の接地面にも一筋
塗料オイル または 水性ウレタン1缶A案より多めに要る。集成材は反り・伸縮するので両面+小口を組む前に塗る(注意事項⑫)

【A案・B案 共通】組立手順・注意事項

組立手順

  1. 墨出し。壁の直角・不陸をレーザーで確認し、床にキャビネット外形 3660×570 と仕切板 P1〜P4(キャビネット左外面から 1195/1721/2247/2865)を墨出しする。給排水・ガス・電源の実位置も床と壁に写す。床の不陸を実測し、いちばん高い点を基準にする(台輪がないので、板の下端を削るかパッキンを噛ませて調整する)。
  2. 側板・仕切板の仮立て。側板2枚・仕切板4枚(すべて 831×558)を墨に合わせて床に直接立て、上端の高さが全長で FL+831 にそろうよう水平器で確認する。低い板の下にはステンレスまたは樹脂のパッキンを噛ませ、高い板は下端を削って合わせる。この段階では仮の突っ張り材やクランプで倒れないよう保持する。
  3. 下段固定棚で連結(この時点で自立)。中左ベイ(505×540)・右ベイ(756×540)・コンロ/オーブンベイ(598×540)の3枚を、床上100・上面 FL+118 の位置に入れ、仕切板・側板の側面からコーススレッド 3.8×57(またはポケットホール)で留める。ここで板どうしがつながり、キャビネットが自立する。シンクベイと中右ベイには下段を入れない(ゴミ箱・排水トラップ/引き出しワゴンのため床までフルオープン)。
  4. 天桟・受け桟の取付。後ろ天桟を全ベイ(壁から12〜42)、前天桟を中左・中右・右ベイ(壁から540〜570)に、上端が側板・仕切板と面一(FL+831)になるようポケットホールビスで固定。シンクベイとコンロベイには前天桟を入れず、代わりに受け桟 500 を各仕切板・側板の内側上端へ水平に取り付ける。これで上端の通りが決まる。
  5. 背板の取付。t12 を A1204/B1052/C1404(いずれも高さ831)に切り、先に給排水・ガス・電源の開口を抜いてから背面に外付けする。シンクベイの背板は配管位置に合わせて開口する。継ぎ目は仕切板の板厚中心。側板・仕切板・後ろ天桟の後端にビス留めして箱の直角(振れ止め)を固める。
  6. 床への固定・壁への固定。各側板・仕切板の下端内側に L字金具(アングル 40×40 程度)を前後各1か所あてがい、板側は木ビス 4.2×30、床側は土間モルタル・コンクリートならコンクリートビス φ6×40〜50、木床なら根太を狙って木ビス 4.2×45 で留める。壁側は背板を壁下地(間柱・胴縁)にビス留めする。台輪がないぶん、転倒止めはこの床固定と壁固定が担う。必ず行う。
  7. 棚ダボ穴の加工。治具を使い φ5・32ピッチで各ベイの左右内側に穴あけ。深さは 10mm 程度に止める。可動棚は 中左2枚(505×540)/中右1枚(505×540)/コンロ1枚(598×540)/右2枚(756×540)の計6枚。
  8. 塗装。木口を面取りしてから、水性ウレタンまたはオイルで仕上げる。床に接する下端の木口は水を吸い上げるので特に念入りに2回以上塗る。天板を載せると塗れなくなる上端・内側を先に済ませる。
  9. 天板の載せ込み。約45kg+シンクぶんの重量があるので必ず二人以上で、水平に持ち上げてエプロンをキャビネットに被せる(被り 21mm)。前後左右のチリを確認し、右端がエプロン内に収まっているかを見る。左側板は壁が直角でなければ、この前にスクライブして削り合わせておく。
  10. 天板の固定。天桟/受け桟の下から φ10・深さ25 の座ぐりを掘り、コーススレッド 3.8×28 で留める(合板食い込み13)。または L字金具+タッピング 3.5×13。35mm 以上のビスは絶対に使わない。当たり面は木工ボンドまたはシリコンを併用する。
  11. シーリング。壁際とバックガード上端をシリコンでコーキング。床と板の接地面にも一筋打っておくと、水拭きの水を吸い上げない。
  12. 機器据付。シンクの排水トラップを接続し、オーブンをコンロ/オーブンベイの固定棚(上面 FL+118)に据え、コンロを天板開口に落とし込む。ガス・電気の接続は必ず有資格業者に依頼する。

注意事項

① ガス・電気は有資格者。ビルトインコンロとオーブンの接続工事は有資格業者に依頼する。開口寸法・離隔距離・給気条件は、本図よりもメーカーの据付図が優先。機種確定後にコンロベイの支持棚高さを必ず見直すこと。
② 天板固定ビスの長さ。裏貼合板は t18、SUS は t1.0 しかない。合板への食い込みは最大15mm。座ぐり25+ビス28 の組み合わせなら食い込み13で SUS 面まで5mm 残る。35mm 以上のビスは天板表面を突き上げるので厳禁。